プライベートな時間にも仕事の習慣や癖が現れてしまう看護師は少なくない。
まず、人の健康状態に無意識に注目してしまうことがある。
例えば、友人や家族と一緒にいる時に、その人の顔色や様子を見て「体調は大丈夫?」と心配したり、少し咳をしただけで「風邪引いてない?」と尋ねたりしてしまう。
このような行動は、看護師が常に患者の健康を気にかけているため、自然と身についてしまう癖だ。

次に、衛生面での徹底した注意も特徴的である。
プライベートで外食中でも、レストランの清潔さを無意識にチェックしてしまったり、手洗いの頻度が高くなったりすることがあるだろう。
これは、病院での感染予防の重要性が日常的な行動に影響しているためである。

さらに、誰かがケガをした時や体調が悪い時に、看護師のスキルが発動することもあるかもしれない。
公園で子供が転んだ時など、周りの人よりも一歩先に駆け寄り、手当てをしたり、適切なアドバイスをしたりすることは、看護師としての本能からくる行動だ。

しかし、看護師の日常に潜む仕事癖が常に良い影響を与えるわけではない。
自分自身や家族に対しても過度に健康を気にかけすぎてしまい、ストレスになってしまう可能性もある。
また、休息日でも無意識に仕事モードで行動してしまい、十分な休息が取れないかもしれない。

看護師の日常に潜む仕事癖は、職業柄身についたものであり、多くの場合、周りの人々の役に立つ素晴らしい特性だ。
しかし、適度にオンとオフを切り替えることが大切であり、自分自身の健康も大切にしよう。