看護師という仕事は、人の命や健康を預かる専門職であり、社会的な信頼も厚い。
一方で、婚活の場においては、その職業柄ゆえの悩みを抱える人が多く見られる。
実際、ハードな労働、夜勤を伴う不規則な勤務、そして大きな責任感を担う看護師ならではの気質が、恋愛や婚活に影響を及ぼしているようだ。

女性の看護師の婚活あるあるとして多いのが、ダメンズメーカーになってしまうことだ。
患者の世話を焼くことに慣れているため、恋愛においてもつい相手の面倒を見すぎてしまうのだ。
相手が困っていると放っておけず、尽くしてしまう。
これは献身的なやさしさの表れでもあるが、行き過ぎると単なる甘やかしになり、お母さんのような立ち位置になってしまう。
「私がいなきゃダメだ」という状況が出来上がることで、結果的に自立心のない男性、いわゆる「ダメンズ」に成長するケースが少なくないのだ。
特に献身的な気質が強い看護師は、仕事の感覚を切り離して、対等なパートナーシップを築く意識が大切といえる。

また、仕事があまりにもハードなため、プライベートでの恋愛スイッチがなかなか入らないという声も聞かれる。
日々の業務で心身ともに疲弊し、休日はただひたすら休みたいという気持ちが勝ってしまうのだ。
出会いの場に行っても、仕事の緊張感や疲労感が残ったままで、積極的にアプローチできない人もいるようだ。
よって、婚活を成功させたいなら、無理はせず、仕事とプライベートのスイッチを切り替え、自然と恋愛モードに持って行く工夫が必要だろう。

婚活は、自分自身の仕事観や価値観を見つめ直す良い機会でもある。
看護現場で培った洞察力や包容力は、間違いなく恋愛・婚活においても生きるはずだ。
仕事の顔と人としての顔を上手に使い分けて、理想のパートナーをゲットしてほしい。